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記念室
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元来,不器用な人は実験物理には適せず,
仕方なく理論物理に進むことが多い。しかし,同級生の湯川秀樹博士によると「朝永さんは理論をやる人とは思えないほど手先が器用であった」との由である。 |
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今でも,この昔の道楽がときどき出てくる。
先日は,日曜を一日つぶして偏光鏡を作った。対角57度でガラス板から反射された光線は完全に偏っている。この性質を利用した,いわゆるネレンベルクの偏
光鏡なら,誰でも簡単に手作りできる。ガラス板やボール紙の代金は全部で200円ぐらいであった。のぞいてみるものも,昔なら,いろいろと,透明な結晶を
さがさねばならなかったが,今では,セロファンという重宝なものがある。セロファンは直線偏光を楕円偏光に変える性質をもっているので,ガラス板にそれを
いろいろに切ってはりつけ,偏光鏡を通してそれをすかして見ると,いろいろな美しい色が見える。アナライザーの下に,別に,セロファンのスクリーンをおい
て,それを回転させると,その色が千変万化する。このおもちゃでこの頃毎日子どもといっしょに楽しんでいる。
朝永振一郎著作第Ⅰ巻所収 |
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アフリカ・チャド共和国で発行された記念切
手。
(小沼通二氏提供) |
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