■■■
正面の肖像画の両側に二つの縦型のショーケースがありますが,これらはそれぞれ以下のものを収めています。
左側のケース |
文化勲章及び同勲紀のほか,米国・ソ連・スウェーデン・デンマーク・インド等の科学アカデミーの名誉(特別)会員推戴状。また記念室の左奥隅にある胸像は,ノーベル賞受賞を記念して作られたものです。 |
|
|
右側のケース |
ノーベル賞(複製)・ロモノソフ賞・学士院賞・朝日賞・大佛賞の各賞状及び賞牌(メダル)。 |
|
|
|
|
■■■
記念室中央に四箇の横型のショーケースが二列に並んでおり,それぞれ以下のものを展示しています。
左奥のケース |
戦時中に書かれ,ノーベル賞の対象となった「超多時間理論」の論文,素粒子論に関する英文手引き原稿,中間子論に関する論文別刷,東大での講義録に自ら訂正を加えられたものなど。 |
|
|
右奥のケース |
ノーベル賞受賞記念講演の記録,戦時中に書かれた電子工学関係の論文原稿や研究ノート,名著「量子力学」の和英初版本及び第三巻(未完)の原稿,また最後の著書となった「物理学とは何だろうか」の原稿・初版本など。 |
|
|
|
|
左手前のケース |
随筆とその原稿,著書「スピンはめぐる」の原稿・初版本,学生時代に勉強され書き入れのある原書,京大時代の写真,講演筆記ノートなど。 |
|
|
右手前のケース |
習字・算数答案・賞状など小学校時代のもの,学生時代の自画像やスケッチ,晩年に作られた偏光器や各種玩具,その他時計・眼鏡・双眼鏡・鉛筆などの遺品。 |
|
|
|
|
■■■
左側の壁に沿っては,光学研究所長時代に使用された机(椅子はパネル台の前にある)と本棚(自著本が収めてある)が並び,壁面には,ノーベル賞授賞式の写真,同賞を共同受賞した朝永・シュウィンガー・ファインマン三博士による色紙,及び経歴説明のパネルが掲げてあります。
■■■
また一番手前には,屏風型のパネル台が立っています。その内側には,くりこみ理論などの研究が精力的に行われた,戦争直後の大久保の焼跡にあった朝永研究室の写真・スケッチなどが掛けてあります。同じパネルの外側には正面に晩年の自宅庭における写真,その左右にはダイソン教授の言葉と業績説明のパネルがあります。パネル台右側の二枚の写真は,筑波大ニュートン祭での余興中のものです。
■■■
入口に近い両側の収納棚には,物理関係の蔵書(その一部を展示),雑誌その他の資料が収めてあります。 |