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概要
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生誕100年記念事業
 

■■■ 生誕100年記念事業は平成18年度末をもって終了しました。
「科学の芽」賞は平成19年度以降も実施しています。

 

趣旨

 

 

朝永振一郎博士と素粒子物理学
 
  平成18年(2006年)3月31日は,朝永振一郎博士の生誕100年にあたります。
朝永博士は,湯川秀樹博士に次いで,日本人として2番目のノーベル賞を,昭和40年(1965年)に受賞し, 素粒子物理学を中心とする理論物理学の研究に大きな業績を残しました。第二次大戦中から戦後にかけての困難な状況の中で,場の理論の相対論的共変性を明確に捉える超多時間理論を発表 し,またこの理論を発展させて,電磁相互作用の場の理論の無限大の困難を解決するくりこみ理論を建設しました。現在,場の理論とくりこみ理論は,素粒子物 理学・原子核物理学のみならず物性物理学においても,基礎となる理論的枠組みを提供しており,現代物理学の最も重要な柱の一つとなっています。
 
 
朝永振一郎博士と筑波大学
 
  朝永博士は,昭和16年(1941年)に東京文理科大学教授に就任し,戦後は学制改革により東京教育大学となった同大学において研究を進めました。超多時間理論,くりこみ理論はその間に発展させたものです。また,昭和31年(1956年)から37年(1962年)まで東京教育大学長を務め,その後も昭和44年(1969年)に停年退官するまで,同大学教授並びに附属光学研究所長を務めました。  
 
朝永振一郎博士と戦後の科学技術
 
  朝永博士は,科学行政においても大きな足跡を残しました。我が国における素粒子・原子核の実験研究の基盤となった,昭和31年(1956年)の東京大学原子核研究所の設立には中心のひとりとして活躍し,また昭和38年(1963年)から昭和44年(1969年)まで日本学術会議会長として,科学技術の推進と平和利用に力を尽くしました。  
 
朝永博士と筑波大学における物理学の系譜
 
  この間に,朝永博士の指導下に育った研究者陣は,素粒子理論から物性理論に及び,東京教育大学物理学教室を大きく発展させました。
その系譜は,筑波移転と筑波大学の設置を経て,現在に至るまで,筑波大学物理学系,さらには筑波大学数理物質科学研究科へと引き継がれています。
 
 
朝永振一郎博士生誕100年記念事業
 
  パンフレットを見る 2006年3月に朝永博士の生誕100年を迎えるにあたり,東京文理科大学・東京教育大学を前身とする筑波大学では, 幅広く青少年から一般の方々までを対象とする様々な記念事業を行います。

ここに,それらの事業を案内をするものです。
 
 
 
 
■■■ 生誕100年記念事業は平成18年度末をもって終了しました。
「科学の芽」賞は平成19年度も実施しています。
 
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